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モーションシステムに不可欠な構成要素となる超小型光学式インクリメンタルエンコーダ新登場

レニショーが発売した ATOM™ は、超小型パッケージに優れた性能を兼ね備えた業界初のエンコーダです。ここでは、この超小型エンコーダについて詳細に説明しています。

2014 年 3 月 18 日

ATOM cable and FPC readheads

世界的な計測技術の専門メーカー、レニショーは、ATOM を発売しました。ATOMは、小型なパッケージに、汚れに対する優れた耐性、信号安定性、信頼性を兼ね備えた、革新的な非接触式光学インクリメンタルリニアエンコーダシステムとロータリーエンコーダシステムです。この新しいエンコーダは、超小型エンコーダにつきまとう多くの制約を排除した設計により、比類ない性能を達成しています。

6.8mm x 12.7mm x 20.5mm までの超小型サイズでご利用いただける ATOM は、オートゲインコントロール(AGC)およびオートオフセットコントロール(AOC)と共にオプティカルフィルター機構を使用した世界初の超小型エンコーダです。実績あるレニショーの TONiC™ インクリメンタルエンコーダにも使用されているこの先端技術は、優れた信号安定性と汚れに対する高い耐性を提供します。

ATOM リードヘッドは様々な形態のものをご用意しており、サブディビジョナルエラー(SDE)とジッタを低く抑えながら、比類ない測定性能、クラス最高の精度、高い信号安定性と長期的な信頼性を備えています。ATOM の最高速度は 20m/s(17mm のディスクで 29,000 RPM)、分解能 は 1nm(108mm のディスクで 0.004 角度秒)で、一連のロータリー(角度位置決め用)スケールは、ガラス製のものをご利用いただけます。さらに、リードヘッドには、短時間で簡単に取り付けを行えるようにするためのセットアップ LED と、高速での最適化を可能にする自動キャリブレーションルーチンを搭載しています。

Above view of ATOM readheads on various RCDM rotary discs

超小型 ATOM インクリメンタルエンコーダは、20µm か 40µm のいずれかのスケールオプションがあり、ケーブルには、高屈曲性ケーブルと FPC(フレキシブルプリント基板)をご用意しています。サイド引き出し型の FPC バージョンは、全体のパッケージサイズが小さいため、PCB に組み込むことができます。リニアガラススケールは長さ 130mm まで、ステンレススチールテープスケールは長さ 10m まで、ガラス製ロータリーディスクスケールは直径 17mm から 108mm までのものをご用意しています。

オプションの Ti および DSi インターフェースは 20,000 までの内挿分割数をサポートしており、優れた計測性能と比類ない動的性能を実現します。要求によっては、リードヘッドからのサイン波信号出力をアナログドライブやコントローラに直接接続して使用することができます。また、高度な自動化製造プロセスによりプロセス誤差を低減することで、最高の品質と短縮されたリードタイム、手頃な価格を実現しています。

ATOM の超小型リードヘッドのアプリケーションとしては、レーザースキャニング、三次元測定機、半導体とフラットパネルディスプレイ製造、モータードライブシステム、顕微鏡、科学研究セクターが挙げられます。40µm の FPC はサイズがわずか 6.8mm x 12.7mm x 20.5mm で、スペースが重要になる各種のモーションコントロール、検査、測定アプリケーションに理想的です。CE 認定を受けた ATOM は ISO9001:2008 認証を受けたレニショーの社内設備で厳格な品質管理の下に製造されており、他のすべてのレニショーエンコーダと同様に、優れた対応の世界的なセールスとサポートネットワークによってサポートされています。

www.renishaw.jp/atom

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