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重要なアプリケーションを長期的にサポートするレニショーの HS20 レーザーエンコーダ

60m までの範囲に対応するレニショーの HS10 長距離レーザーエンコーダは、航空機産業の大型工作機械の様々なアプリケーションに使用され、長年にわたってご好評をいただいてきましたが、今回の EMO 2013 展では、完全に刷新されたその後続モデルをお披露目します。

2013 年 6 月 10 日

長距離光学部品を搭載した HS2060m までの範囲に対応するレニショーの HS10 長距離レーザーエンコーダは、航空機産業の大型工作機械の様々なアプリケーションに使用され、長年にわたってご好評をいただいてきましたが、今回の EMO 2013 展では、完全に刷新されたその後続モデルをお披露目します。

1990 年代に販売した HS10 の多くがその寿命に近づいていることに伴い、この市場に注力するレニショーでは、新しい HS20 を発売します。これは、既存の HS10 製品と取替え方式で取り付けることができるため、取り付け問題の心配もありません。この製品の内部は、レニショーの最新の XL-80 校正レーザーでその性能が立証されたコンポーネントを使用して完全に刷新されています。PCB には、最新サーフィスマウントテクノロジー(レニショー社内で製造)を採用して、頑丈さと信頼性を向上しています。

HS20 では、レーザーとレニショーの RCU10 リアルタイム環境補正システムの距離がかなり離れている場合のために、構成スイッチを外部に追加
24V 電源入力用の外部設定も用意しているため、多芯ケーブルにつきまとう電圧低下を回避することができます。RCU10 装置を使用することで、環境条件が変化する状況でも、精度を維持することができます。

背景

加工とその後に続く検査の前に、工作機械の性能を判断することで、スクラップと機械停止の可能性を大幅に減らし、結果的に製造費用を削減できます。 

大型工作機械(航空機産業や船舶産業で一般的に使用されるもの)では、製造するコンポーネントのサイズとコスト(製品のみのコストに加えて、厳格な品質保証と品質管理手順に必要になるコスト)、および製作プロセスのコスト(高価な機械を長時間運転するコスト)を考えると、この点がさらに大きな意味を持ちます。さらに、伝統的なリニアスケールは正確に配置することが難しいだけでなく、熱膨張の影響がおよび、長距離ではコストが高くなる場合があります。 

しかし、レーザーエンコーダを使用すると、校正レーザーに見られるようなレーザー測定の正確性を工作機械で実現することができます。レーザーエンコーダの測定値は、機械の熱膨張に影響を受けることなく、使用時には、非常に優れた繰返し精度と信頼性を発揮します。さらに、取り付け、セットアップと位置合わせも簡単に行うことができます。

航空機用アプリケーションに新しい大型機(複合パネル用の高圧ウォータージェットカッターなど)が導入され、新しいレーザーエンコーダシステムの市場が拡大していることに伴い、レニショーでは HS20 レーザーエンコーダによりこの需要に対応し、この特殊な工作機械市場セクターを引き続きサポートしています。

レニショーの HS20 長距離レーザーエンコーダについては、www.renishaw.com/HS20 をご覧ください。

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